NAIST サマーセミナーを受けてきたよ!

初めに

2021年8月に開催された奈良先端科学技術大学院大学(通称NAIST)のサマーセミナーに参加してきたのでそれについて話そうと思います。

 

NAISTサマーセミナーとは

NAISTサマーセミナーとは毎年NAISTが開いている学生向けのイベントです。NAISTを志望している学生、興味のある技術に触れてみたい学生、研究室の雰囲気を知りたい学生などといった幅広い学生を対象に実際に研究室に足を運び2~3日間で技術に触れてみることを目的としたセミナーとなっています。テーマ自体は複数用意されており、やりたいことがない学生でもなにかしら興味のあるテーマは見つかると思います。

 

今年はコロナの関係で現地・オンラインのハイブリット開催となっていました。私は緊急事態宣言が発令されている都道府県にいたのでオンラインでの参加となりました。機材が必要なテーマに関しては研究室から貸し出してもらえます。遠方から来る人を対象にゲストハウス先端といった宿泊施設が用意されており格安で宿泊できます。志望することが確定の学生は宿泊費などを負担してもらえるとかなんとか?

テーマについて

私はARやセンシングに興味を持ったのでM5Stackというマイコンを使用し様々な情報をセンシングするテーマを選びました。期間は3日間で最終日に行ったことの発表がありました。

1日目

開催日の数日前に記載した住所にセミナーに必要な機材が送られ、Slackへ参加依頼メールなどが来ました。9時30頃にZoomで接続し、研究室の紹介、担当してくださるメンターの方の紹介、参加する学生の自己紹介などを行いました。午前中はM5Stackのチュートリアルみたいなものを行い、午後に個人で目標を立てて開発を行っていくといった流れです。その日の終わりに簡単に進捗を報告し明日の目標を立ててこの日は終わりました。

 

私はとりあえずM5Stackをたくさん触りたいと思ったのでM5Stack内で使えるアプリを作成することにしました。

2日目

2日目は大学全体の入試の説明会が軽くあり、その後各々の研究室に移動し作業を開始する流れでした。研究室に移動してからは朝会を行い、作業を各自行っていきました。初日よりも時間が取れるので初日の物足りなさを補えました。午後一に研究室の先輩方と懇親会があり先輩方が色々と質問に答えてくれます。私の場合は寮について色々と聞きました。NAISTの寮はやばいとは聞いていたのですが想像以上にやばかったです..(笑)(語彙力)懇親会が終わり次第昨日と同じ流れで作業を行い進捗を共有し終了です。

 

進捗自体は芳しくなく、なれないC言語に苦戦しながらどうにかこうにか形に持っていこうとしていました。途中メンターの方に助けてもらいながらひたすら開発をしていました。

3日目

午前に朝会を行い、午後3時くらいから成果報告を発表しその後研究室の全体ミーティングに参加しセミナーは終了です。

 

午前中になんとかアプリを完成に持っていき、30分程度でスライドを作りすぐに発表でした。発表自体は5分程度で終わり質問が一つあった程度でした。やる前は色々教授や先輩方に突っ込まれるのかと思っていたのですが意外とあっさりと終わって拍子抜けでした。あくまでも体験することに重きを置いているのかな?

 

最後に修了証をもらい解散となりました。紙でもらいたかったのですがオンラインということなのでpdfでの授与となりました...

まとめ

全体を通してあっという間でした。意外と3日間は短いなと感じました。また、受ける前はセミナーということなのでハンズオンのような形なのかと思っていましたが、意外とハンズオンというよりかは「機材や必要な装置は貸してあげるから好きに作ってね」という個人ハッカソンに近い感じでした。なので何かを教えてもらいたいという受け身の学生はあまり向かないかと思います。逆にとりあえず触って何かつくりたい学生や自発的に行動できる学生などは向いていると思います。何はともあれとても中身の濃い3日間になりました。夏休み暇は学生はぜひ参加してみるとよいと思います!