応用情報技術者試験を受けてきた

はじめに

どうも,namekosiruです.この度4月の応用情報技術者試験を受けてきたので感想や勉強方法などをまとめようと思います.

 

 

応用情報技術者試験とは

www.jitec.ipa.go.jp

公式サイトより

1.対象者像

高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者

 

2.業務と役割

基本戦略立案又はITソリューション・製品・サービスを実現する業務に従事し、独力で次のいずれかの役割を果たす。

 (1) 需要者(企業経営、社会システム)が直面する課題に対して、情報技術を活用した戦略を立案する。
 (2) システムの設計・開発を行い、又は汎用製品の最適組合せ(インテグレーション)によって、信頼性・生産性の高いシステムを構築する。また、その安定的な運用サービスを実現する。

 

3.期待する技術水準

1 情報技術を活用した戦略立案に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。
 ① 経営戦略・情報戦略の策定に際して、経営者の方針を理解し、経営を取り巻く外部環境を正確に捉え、動向や事例を収集できる。
 ② 経営戦略・情報戦略の評価に際して、定められたモニタリング指標に基づき、差異分析などを行える。
 ③ 提案活動に際して、提案討議に参加し、提案書の一部を作成できる。

2 システムの設計・開発・運用に関し、担当業務に応じて次の知識・技能が要求される。
 ① アーキテクチャの設計において、システムに対する要求を整理し適用できる技術の調査が行える。
 ② 運用管理チーム、オペレーションチーム、サービスデスクチームなどのメンバとして、担当分野におけるサービス提供と安定稼働の確保が行える。
 ③ プロジェクトメンバとして、プロジェクトマネージャ(リーダ)の下でスコープ、予算、工程、品質などの管理ができる。
 ④ 情報システム、ネットワーク、データベース、組込みシステムなどの設計・開発・運用・保守において、上位者の方針を理解し、自ら技術的問題を解決できる。

 と書かれています.位置付け的には基本情報の次の資格ということになっています.

 

合格点について

応用情報技術者試験は午前試験と午後試験の二つがあります.どちらの試験も100点満点であり,その両方で60点以上をとることが合格条件になります.午前試験は一問一答試験となっていて,割と簡単に得点をとることができます.一方で午後試験は記述式となっていて読解能力や基礎的な知識を要する問題が多く一筋縄ではいかないです.しかし,対策を十分に行うことで合格圏内に達することは可能です.

 

大学生の受験について

この資格は基本的に実務で働いている方が30~40歳あたりの時に取る資格らしく,大学生で受けている人は少ない印象でした.また,合格率も全体で20%と低く受かっている人はそれ以上に低いようです.私の周りにも基本的に30歳ぐらいの方が多く,ぽつぽつ大学生がいるくらいでした.

 

受験前後について

ぶっちゃけると受験直前はすごくやる気がなかったです.基本情報が2月くらいにあり,その合格直後だったからなのか少し調子に乗ってました.それと研究室に配属され,その研究室がとても忙しかったことも勉強する気が起きなかった理由ではあります.しかし,受験後は思ったよりできていて自己採点をしてみたら午前は7割くらい,午後は頑張れば6割5分くらいのできでした.6月くらいに合格発表なのでまた発表されたら記事を更新しようと思います.

 

勉強方法について

基本的にはインプット→アウトプットの流れを意識するようにしました.特にインプットに関しては一問一答形式だけでなく言葉で説明できるくらいまでイメージして覚えるようにしました.テストの形式上別に単語の意味が正確にわからなくても雰囲気で答えることは十分できるのですが,それはテストの為の勉強になっているので個人的にはおすすめしません.しっかりと言葉で説明できるくらいにしていた方が後々役立つと思います.以下に使った教材を軽く載せておきます.

最後に

大学生のうちは自分自身に技術力がなく資格などで補おうと考えてましたが研究やインターンを通じていくうちにその必要はないかなと感じてきました.特にエンジニア業界を志望している学生に向けて言いたいのですが,エンジニア業界は資格よりも成果物(ポートフォリオ)を重視している傾向にあると思います.なので資格などをたくさん持っていてもあまり意味がないかと思います.もしエンジニア方面でよいところに就職したいのならしっかりと成果物を持つことをおすすめします.